the kindest



私たちが the kindest を愛する理由

ベビー&キッズフードから新しいライフスタイルを創造する

「三つ子の魂百まで」というのは聞き馴染みのあることわざですが、「人の味覚は3歳までに決まる」という説をご存知でしょうか。味の情報を読み取る器官である味蕾は生後3ヶ月ほどで増加のピークを迎え、味の情報から感覚として認識し記憶する脳の仕組みは3歳ごろまでに発達を完了する、だから人間の味覚は3歳までに決まる、という説です。研究により差はあれど、およそ10歳までの味や食の体験がその後の人生の味覚傾向を左右するというのは共通した定説のようです。

そうなると、赤ちゃんや幼児に食べさせるご飯には気をつけたい、いろんな食材を使って味覚のバランスが良く味付けも適切な濃さのものをあげたい、と思う方がほとんどだと思いますが、実際の育児でそんなことができる人はそう多くないですよね。ただでさえ大変な育児に、育児とは関係なくやらなきゃいけない掃除に洗濯などの家事や仕事。女性も男性も等しく子育てに参加する世の中に向かっている現在ですが、二人がかりだって子育ては十分に大変なものです。 

今回ご紹介するthe kindest[カインデスト]は、そんなお母さんお父さん、そして生まれたばかりの命とその食に寄り添うライフスタイルブランド。なかでも、ベビーフードやキッズフードは、小児科医やフレンチシェフなどの専門家と共同開発し、栄養バランスや食材にこだわって開発しています。子育て家庭が抱える負担や少しでも減らしたい、食育を通して人々の生活や命を豊かにしたいという想いから、一番大切な乳幼児の食事と誰よりも真剣に向き合っている 人々です。今、赤ちゃんの食に一生懸命向き合っている現役のお母さんお父さんも、これから命を迎える準備をしている方々にも知っていてほしいブランド、the kindest。広報の川出さんにお話を伺ってきました。 

立ち上げストーリー

食は人間を、その人生を形作るものだから 

川出さん(以下略):そもそもの始まりは、代表の杉岡が大学受験に失敗して5年間のフリーター生活を経験したことなんです。 

— ベビーフードブランド立ち上げの話につながりますかね…?(笑) 

それがつながるんです(笑)。その経験から、自身と同様に思い通りのキャリアを歩めなかった方々のコーチングと、キャリア支援の会社を創業しました。その事業自体は順調に進み、新卒の就活支援サービスも展開するなどしていたのですが、そのサービスの卒業生達とも連絡を取り合う中で異変に気付いたそうです。仕事のストレスや社会の波に揉まれて、体調を崩してしまう、メンタルによくない影響が出てしまう若者が出てきた。しかも決して少ない数ではなかったと。 
そんな中で出会ったのがWell-being[ウェルビーイング]という考え方でした。日本語では「幸福」であったり「善く在ること」など様々な訳語があてられていますが、簡単にまとめると、心身ともに良い状態。また社会、未来がより良い状態を目指すことが豊かなのではないかという考え方、と言えるでしょうか。 

杉岡はそこから、自分らしい人生を歩んで欲しい。その上でまずは心身ともに良い状態を作る。さらに、社会とのつながり、未来への貢献。こういった価値観に出会い、自分らしい豊かさを築いて欲しい。一方、心身ともに良い状態を作るのは日々の生活習慣で、生活習慣を作るのは食習慣。ここが整うことが全ての始まりだろうと考え、食の事業を立ち上げたそうです。 

— そうつながるとは思いもしませんでしたが、とても納得感があります。食の中でもベビーフードなのはなぜでしょうか。 

人がライフスタイルを大きく変える、見直すタイミングは人生の中で限られていて、基本的には2つしかないと考えています。1つは病気や健康機能の低下で食生活を変えざるを得ない時。もう1 つは環境が大きく変わった時、転勤や結婚、特に大きいのが子供が産まれた時です。前者は専門的な知識もかなり必要ですし、症状によっても解決策が変わってくる領域ですよね。だから我々は出産、子供が産まれた時。大切なわが子と未来を考えるタイミングで、自分たちの生活習慣や、ライフスタイルを考えて欲しい。そういった思いでベビーフードブランドを立ち上げました。 

ビジョン

ベビーフードから、食から、Well-beingの実現を 

— 確かに、子供が出来ると自分達の生活を全て見直そうと思えますよね。現状の日本のベビーフードにはどんな課題があるとお考えですか? 

まずは皆さんのベビーフードや離乳食に対する考え方、これを一番変えていきたい、意識改革をしていきたいです。日本は先進国ですが、実は栄養不足の乳幼児が増えてるんです。その原因は様々で複合的なものではありますが、そのうちの一つに手作りの限界ということがあるのではないかと考えています。 

栄養のバランスを考えた食事を毎日作り続けるというのは相当な労力です。様々な食材を用いて、それぞれの栄養素を把握して、出来るだけバリエーションを考えて、実際に手間をかけて調理して…。掃除や洗濯など毎日の忙しい家事や、多くの時間を拘束される仕事の合間の時間で、自分達の食事を作ることでさえ大変なのに、子供のことを考えてバランスの取れた食事を作るなんてできる方が不思議。それらを両立して達成していらっしゃる方ももちろんいるとは思いますが、できないからと言って自分を攻める必要はない。しかも仮にそれだけ頑張って作ったとしても、子供がしっかり食べてくれるとは限りません。家事と仕事の合間を縫って一生懸命作ったご飯をイヤイヤされてしまったら、もう心折れちゃいますよね。 

いまだに日本では「レトルトは手抜きだ」「手作りが正義だ」という考え方も根強く残っているように思います。子供が健康であることはもちろん大切ですが、親自身も心身ともに健康であること、子供も親も笑顔でいられることも同様にとても大切なことですよね。そのために、私たちが安心できて美味しく、健康面についても考え抜かれた商品やサービスを提供していきたいと考えています。 

— 本当に仰る通りですよね。共働き家庭も増えていますし、育児や家事、仕事と時間がいくらあっても足りない方も多いと思います。やれる時にだけやればいいことで、普段は手段としてレトルトのものに頼るのがいいんじゃないかと感じました。 

多くの人がそう思うようになるといいなと思います。私たちが力を入れているのが「食育」です。赤ちゃんの味覚は3歳までに決まるですとか、乳幼児期の味蕾の数は30代成人の約3倍(だから敏感)だと言われていて、だからこそ栄養バランスや食材にこだわっています。例えば、赤ちゃんのころに濃い味付けに慣れてしまうとその後の人生でも塩分の多いものを好むようになったり、乳幼児期の添加物や濃い味付けの摂取と成長後の生活習慣病に相関の可能性を示す研究があったりもします。 
the kindestでは子供の栄養や成長に精通した小児科医の医師と、食のプロフェッショナルであるフレンチのシェフが、設計から素材の選別、調理法の確立まで一貫して開発に携わっていますので、安心してご利用していただける、未来の食事に繋がっていく商品、なによりお子さんにも喜んでもらえる商品になっていると思います。 

 
— 安心とこだわりが詰まった商品なんですね。ちなみにthe kindestの名前の由来はなんでしょう 

そのままで言えば「親切心」や「やさしさ」の最上級ですよね。先程お伝えしたWell-beingにも繋がっています。子の健康や自身の身体を思いやるやさしさを持つこと。幸せは自分のことだけではなく社会や他人とのつながりの上で成り立つものだと考えているので、周囲を思いやるやさしさを大切にしたい。子を持つタイミングは家族や社会、環境への考え方も変わることが多いものですので、そういった場面でもやさしさを大事にして欲しい。家族や子供がそれぞれを思いやるやさしさ、自身の身体を考えるやさしさ、生産者が環境を考えるやさしさ…なによりもやさしさを大事にしたブランドでありたいという想いからつけた名前です。商品開発の上でも、今後の事業展開を考える上でも、私達がお客様に最上級の「やさしさ」を届けられているかどうか、という価値基準を一番大切にしています。 

人や環境への配慮のかたち

赤ちゃんの健康と本気で向き合うということ 

— 実際の商品開発の過程で大切にしていることや、他のベビーフードとの違いを教えてください 

まず大きな点は、小児科医、管理栄養士、シェフという3つの領域におけるプロが関わっているということ。the kindestの商品は、まず小児科医と管理栄養士が赤ちゃんにとって必要な栄養素を洗い出し、それを基に食材を選定、そしてシェフが料理を組み立てるという発想で商品を開発しています。 
さらにD2Cモデルを採用し、定期的にインタビューやアンケートを実施してユーザーさんが商品の開発・改良に携わっていただくことで、一緒にブランドを創り上げることを大切にしています。 

また、3歳までに味を覚えるのだからそれまでに様々な自然の美味しい食材の味を体験して欲しいという思いで、食材も出来るだけオーガニックのもの、国産のものを積極的に使用しています。特に「the kindest premium」に使用する野菜に関しては、品目ごとに特定の農家さんと直接取引をさせていただくなど、かなりこだわった商品づくりを行っています。 

— 先ほど仰っていた、環境へのやさしさについてはいかがでしょうか 

有機栽培で環境負荷の少ない野菜作りを行っている農家の野菜を使用していることもそうです。また、フードロス問題への取り組みも行なっており、例えば「やさいだし」をつくった後に残る野菜の繊維をペーストにしてベビーフードやキッズフードのとろみづけなどに使用するなど、極力廃棄の少ない商品作りを心がけています。まだまだ出来ることがあるはずなので、積極的に人にも環境にも優しい商品作りを行っていきたいと考えています。 

— 本日はありがとうございました。the kindestの名の通り、川出さんのお人柄が優しく温かくて、素敵なインタビューでした。Well-beingの実現に向けて、ベビーフードやキッズフードはもちろん、次なる一手も楽しみにさせていただきます。 

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